書いて覚える神話

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僕の勉強法は基本「書かない」。数学や演習ではさすがにシャーペンを持つ必要はあるが、それ以外では原則書かない。
様々な受験勉強法サイトを見て回った結果、それがベストであるという結論にたどり着いた。
受験勉強は効率も大事なのだから、また、脳科学的に見ても、短期間で回数を回したほうがよく覚える。そのためには、書かずに読むのがベストだ。

今日、自習中に先生が来て、本質の研究(数学)の導入ページを読んでいたら「また読んどる。書け。」と薄い問題集を渡された。
いやいや、導入ページなんだから読むしかないでしょ、と思ったが、「また」とついたあたり、正月自習期にその先生が来たとき、生物センター面白いほどを「読んでいただけ」の僕が相当印象に残っていたのだろうか?まぁ、そんときはあの面白いほどシリーズ特有の表紙もあって苦い顔をされたが、実際その「読んでいただけ」で、模試で良くても半分程度しか取れなかった生物がたった15日間の対策で難化した本番で82点もとれたのだから文句を言われる筋合いはない。

なんでも、みんな「書いて覚える」という神話を信じすぎだ。
センター直前期、学校で参考書を"読んでいる"と友人からは「読むだけで覚えると?」と言われ、先生からも「ぼくやは読むだけと?」などと言われた。
昔、英語の勉強の仕方を講義した時に「単語はハイペースで読んで回すべし。」みたいなことを言ったら「それで覚えると?書かないと覚えないんだけど?」と言う人がいた。
そして自習の時、ふと周りと見渡すとみんなガリガリ書いている。参考書をを立てて「読んでいる」人なんてだれもいない。
ひどいことに、巷の参考書の中にも「必ず書くようにしてください」なんて書いてあるものもある。

そして、みんな書いて、結局「覚えた気」になっているだけだ。だからいつまで経っても、雀の涙ほどしか学力が上がらない。
そもそも、「読むだけで覚えるのか?」という旨の質問をしてくる人は、書いて覚える勉強法をしてきた結果バカなのだから、結局書いて覚える神話は迷信であるということに気づくべきだ。
筋肉を動かしたからって劇的に覚えやすくなるわけではない。微々たる効果のために、大きく効率を損なうようなことをするのは賢明ではない。

そもそもみんな一体何を書いているのだろう?教科書や参考書のまとめノート作り?それとも問題集で演習ばかりしているのだろうか?
(まぁ、確かな知識が付いていない段階でのアウトプットは効果が薄いから、それもまた賢明なやり方ではないのだか。むしろ学習の8割はインプットだけで事足りると思う。)


というか、僕の出願先がどうなるかよくわかりません。
長大対策のために数学をやっていたら数学のいらない北九大の赤本を貸されました(ぶ
そしてもう一人の担任からは「経済にこだわらなかったら数学のいらない熊大法のほうが可能性あるかも」とか言われた。
確かに熊大は国語と英語だけで入れて、二次比率も高いけど、去年の最低合格点のセンターの得点率は67%なんだけど←
どうなることやら。どうせなら来年に向けて公然と数学の勉強ができる長大のほうが...。過去問の傾向見て出題分野が限られているようだったらヤマはれるから、そうしたら合格も夢でもないと思うしねぇ。

コメント(3)

国語の冬休みの課題で、毎年出る「百人一首を4回ずつ書くアレ」
因みに2年次には英語の課題で「英文600を全部5ずつ書く(日本語文も書いてね☆)」が出た。

……( ̄  ̄ )ノ”⌒*ポイ
ちゃんと出したけど!
確かに、書いて覚えるといのは手の運動かも。
個人的には「電子辞書で単語を引くと覚えない」もどうかと。
普通の辞書で引いて単語を覚えるのか。ということを問い詰めたい。
一応センターを英語と国語だけ受けたんですけど、国語の現代文の正解率が素晴らしかった。
古典と漢文は、そもそも授業がないに等しいので壊滅。
田舎の私立の現状。

俺は書いて覚えたほうがよさそうな所と、
見ただけの方がよさそうな所と分けてます。
見てて覚えられなかったらイメージや雰囲気を変える為に書くとか

英単語なんかは、書く・見る以前に接尾語・接頭語から覚えたほうが早い気もしますけどね。
まあ英単語とか長文読解だけで英語センスが上がるわけではないみたいですが(’A

>いろはさん
学校の宿題は量が多い上にその「書いて覚える」タイプが多いからつらいところですネ。
電子辞書云々はもはやただのデジタルアレルギーですなヽ(´ー`)ノ

>つぁーれーさん
なるへそ、使い分けるというのも重要ですネ。
英語のセンスというのは、まぁ、体系的・網羅的な文法書を熟読すれば身につくのではないかと←

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このページは、WordPressが2011年1月19日 19:50に書いた記事です。

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